こんにちは。今、これを手に取り読んでくださり、ありがとうございます。
警固・赤坂・桜坂スタンぷらりぃ主催・クロキカオリと申します。
私は警固に住む会社員です。仕事帰りに、また、休みの日に、
この町をぷらりぷらりお散歩したり買い物したりするのが好きで、
この「スタンぷらりぃ」をはじめてみました。
ほんの小さなワルダクミから3回目の秋を迎え、
たくさんのお店やさんのご参加・ご協力や応援をいただけている今に、
心から感謝申し上げます。
このぷらりぃの地図を眺めると、昨今の「街づくり」ではよく謳われていることですが、
お店同士の連携・連帯が地域の活力の鍵となっているように見えるかもしれません。
でもね、私は、それは少し違うと思うのです。
ぷらりぃにご参加いただく店舗様に必ず私がご提示しているキーワードのひとつに
「地域・他店舗との共存共栄」ということばがあります。また、このぷらりぃを通じて
他店舗とご縁ができ、横のつながりをもつことができたというお声も多数頂戴しています。
でもこれは、店舗様同士が声を掛け合い、お店を行き来することによって
できることでは決してないのです。また、それは実際には物理的にとても難しく、
エネルギーが要ることです。
じゃあ、ごく自然に、そして小さな奇跡と呼ぶにふさわしいくらいのドラマ性も持ちながら、
つながりができる仕掛けって、どんなことでしょう。
他店舗様とご縁ができた、という事例の背景には、必ずその触媒が存在します。
触媒、お店とお店を行き来するもの、町の血液のような存在、
それは、いわずもがな「お客様」です。
あるお店でお客様に別のお店の話を聞いてみたり、教えてあげたり、
そうして話に挙がったお店に行ったお客様がさきほどの
お店の話をして、その店主がそのお店について教えてもらう、
そんな日々のやりとりのなかで少しずつ互いに親愛なる気持ちがつのって、
ある日どちらからか直接足を運ぶことが生まれる。
ね。「地域に活力を」っていう気持ちで行き来するときには、
こんなに親愛なる気持ちはつのらないでしょう?
私が好きな言葉に
「身振りとて するとてするにあらず 身振りはこころのあまりにして」
という歌舞伎俳優・坂田藤十郎の言葉があります。
行動をさきに呼びかけるのではなく、こころをはぐくむこと。
じゅうぶんな愛が自分の内側につのったときに、水が枡からこぼれるように、
人はそれを語ったり、足を運んだりする。
それがコミュニケーションの原型そのものです。
「コミュニケーションしよう!」といわれても、伝えたいことなどありましょうか。
思いが溢れるから伝えたいと人はコミュニケートするのです。
コミュニケーションは言葉だけじゃありません。
ものを作ること、なにか集めること、飾ること、店を構えることもまた、
何かを伝えたいと思う心が溢れた形のひとつなのだと捉えたら、
「町」といううこの人の営みは、なんて思いに満ちているのだと、
愛おしく感じずにいられません。
私がぷらりぃぷらりぃとお散歩をするのは、このかけがえない、
思い溢れる人の営みを享受することにほかなりません。
どんなお料理を食べてどんなお酒を飲みどんな音楽を聴き、
どんな会話をし、何をどんなふうに伝え共有するのか。
町に並ぶお店ひとつひとつが、人生という限りある時間を誰とどのように
過ごすかという、人生の過ごし方へのご提案であると感じます。
そして日々の暮らしを彩るものも、誰かが思いを込めて作った手仕事のものたちで、
その思いを大切に受け取り、親愛なる気持ちで日々を暮らしていきたいと思うのです。
私にもあなたにも、まだ知らない誰かにも、かけがえのない暮らしがあり、
大切にしたい人がいて、有限の時間がある。
なにかの機会に隣り合いすれ違うことがある瞬間には、
まるで軽い乾杯程度に、それぞれのかけがえのない暮らしに、
親愛なる気持ちを交わすことができますように。カルペディエム。
クロキカオリ拝
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- ****** 11-09-28 (水) 14:30
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- 第7回スタンぷらりぃ 開催のごあいさつ from ぷらりぃ
